車の買い方の調査結果ではまだ残価設定、サブスク、リースが23%しかない。

次のクルマに乗り換えるときの購入方法
車の買い方の調査結果ですが、
日本自動車工業会が2021年度に2049人の男女に実施した
乗用車市場動向調査の結果によると、
次に車を買う場合
①現金一括で購入を考えている人が57%。
②一般のローン/クレジットの利用が28%。
③残価設定あるいは据置型ローン/クレジットの利用を考えている人は11%。
④リースの利用を考えている人は11%。
⑤サブスクリプションの利用を考えている人は1%。
このような結果になっています。
「現金一括で購入」は、年収259万円以下と60代以上で7割以上と高い。
年収第1分野の人はローンなどの審査にパスできないので
現金で購入することを考えている。
60代以上は年金生活者で収入が年収が第1分野の人たちとあまり変わらなくても、
資産を持っているのでそれを取り崩してクルマの購入費用に充てることができる。
だから現金での購入が多いのではないかと考えられます。

お金が子供にかかる時代の人たちでは、残価設定あるいは据置型ローンを利用して購入を考えている人が平均値の11%よりも多くなっている。
一方で、ライフステージ別にこれらを見ると、
独身期、家族形成期、家族成長前期、家族成長後期、結晶期など
お金が子供にかかる時代の人たちでは、
自ずから一般のローン/クレジットを利用しており
購入の数値が平均の利用率より5ポイント以上高くなっています。
また、残価設定あるいは据置型ローン/クレジットを利用して購入を考えている人も
平均値の11%よりも多くなっていることが分かります。
年代別で見ると若い世代の現金購入派が平均より-5ポイント以上少なくなっています。
それは、その方の属するライフステージにもよりますが、
若い人たちが多いということは一般のローン/クレジットや残価設定あるいは
据置型ローン/クレジットを利用して購入することへの抵抗や合理性を経験して、
今後も利用する人が増加することが予想されます。
諸物価の高騰や、クルマの高額化という社会現象が恒常的に進む。
そういった時代なので支払費用が少なくて済む残価設定あるいは
据置型ローンなどが普及する促進要素になります。
それに加えて注目点は、
29歳までの男女とも「残価設定あるいは
据置型ローン/クレジットを利用して購入」するという意向の
ポイント数が平均11%より6ポイント高くなっていることから、
今後の利用の伸びが予想されます。
2021年の調査結果なので2024年の現在とでは
③残価設定あるいは据置型ローン/クレジットの利用を考えている人は11%。
④リースの利用を考えている人は11%。
⑤サブスクリプションの利用を考えている人は1%。
という数字がもっと増加していると考えられるからです。
その理由はこのようなニュースが発表されたからです。
kintoがサブスク申込累計10万件突破
2022年の末が55,000件だったのですが、2023年12月に100,000件となりこの1年間で契約を8割伸ばしました。
トヨタのサブスク「KINTO」10万件突破 新型車が後押し - 日本経済新聞トヨタ自動車グループでサブスクリプション(定額課金)サービスを提供するKINTO(キント、名古屋市)はこのほど、サブスクの累計申込数が10万件を突破したと発表した。2023年12月末に達成したという。22年の同時期は5万5千件ほどで、この1...若年層から中高年層まで顧客層が拡大していることも追い風になったという。
足元では18〜39歳がキント利用者の4割を占める。
と記事にあります。
kintoはトヨタが主導しているクルマのサブスクリプションです。
その好調を受けてスバル車のkintoが2024初夏から開始されます。


KINTOは5年前、「クルマの新しい売り方を考える」というミッションを受けてクルマのサブスクからスタートしました。
KINTOは5年前、「クルマの新しい売り方を考える」というミッションを受けて
クルマのサブスクからスタートしました。
ゼロからの立ち上げとなり、サービスの普及には時間がかかりましたが、
取扱い車種の拡大をはじめお客様のご要望を元にしたサービスの改善を続けた結果、
昨年末で累計お申込み数が10万件を超え、
多くの方にお選びいただけるまでに成長することができました。
このように株式会社KINTO 社長の小寺信也さんのメッセージが
HPにあげられています。
次の車の買い方の調査結果では
残価設定、サブスク、リースによる購入が50%以上に倍増してそうな気がします。