矢野経済研究所の調査によると自動車リースのサブスクリプションが伸びている。

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サブスクリプションが伸びてきた

サブスクリプションが伸びてきた。

有名な調査会社の矢野経済研究所の個人向けオートリース市場に関する調査、

に関するニュースリリースが発表されています。

その報告によると、自動車リースのサブスクリプションが伸びていると

報告されています。

最近では、サブスクリプションの社会的認知度が高まって、

それを略してサブスクと表現されることも多くなりました。

それは車の新しい入手方法です。

近年ではその利用者が増加しています。

1.市況概況

一般社団法人日本自動車リース協会連合会によると、2022年3月末(2021年度末)時点の国内の個人向けオートリース車両保有台数は前年同期比113.9%の498,650台であった。オートリース市場全体の9割を占める法人向けが減少傾向である一方、個人向けは拡大傾向にあり、対照的な動きを見せる。

前回調査(2017年度)時からの大きな変化として、自動車メーカー系事業者を中心に「サブスクリプションサービス」という名称によるサービス提供が相次いでいる。商品仕様やコンセプトは個人向けオートリースと類似する点が多く、個人向け市場の認知度、注目度の拡大に貢献している面もある。

2.注目トピック

個人向けオートリース・サブスクユーザーの月額支払額は平均約2.5万円

2023年3月に全国の個人向けオートリース・自動車サブスクリプションサービスの利用者、20代から60代までの男女400名に対するインターネットアンケート調査を実施した。同調査結果によると、ユーザーの契約店舗における月額支払額は平均で24,854円(無回答を除く391名の平均値)となった。回答母数の違い等により単純比較はできないものの、前回調査(2017年度)時と比較すると、1万円近く低下する結果であった。

契約店舗別にユーザーの月平均支払額を見ると、「ディーラー」が最も高く、「カー用品店」が最も安い結果となった。

また、個人向けオートリース・自動車サブスクリプションサービスの利用理由(複数回答)として「支払の手軽さ」や「月額の安さ・均等さ」などが上位回答に挙がっていることから、ユーザーの多くは金銭面でのメリットとしてサービスを利用している様子が窺える。

2022年度は新車供給の停滞が継続する中、個人による新車購入時のオートリース(自動車サブスクリプションサービス含む)の利用に対する注目度は高まってきている。これに加え、中古車においてもリースによる提供が拡大傾向にあったことなどを踏まえた結果、2023年3月末(2022年度末)の国内の個人向けオートリース車両保有台数は560,483台(前年同期比112.4%)になると見込む。

3.将来展望

さらに、今後の新車販売状況、車両購入時のリース化比率、リース契約期間など複数の要素を鑑み、国内の個人向けオートリース車両保有台数は2024年3月末(2023年度末)時点で629,428台、2025年3月末(2024年度末)時点で710,294台へと拡大していくと予測する。

矢野経済研究所

発表されたプレスリリースは以上のような内容です。

それは日常、自分が体感しているサブスクリプションが伸びてきた感じと

違和感のない内容です。

他の調査を見るとクルマを現金で購入している人が

半数以上いらっしゃるという結果ですが、

クルマの価格高騰、物価上昇による収入の相対的低下、などを合わせて考えると、

急速に残価設定型のサブスクリプションが促進拡大されていくでしょう。

クルマのリースとサブスクリプションの違いとは

一般的に企業などではクルマやコピー機など航空会社では航空機もリースが利用されています。

ファイナンスリースのことです。

サブスクリプションは、音楽の定額聴き放題サービスやサプリメントの定期購入、

身近な新聞の定期購読などと同じように、

消費者向けにエンドレスに(点検、消耗品交換に必要な費用も含めてリース料金に含めることで)

利用し続けてもらうための利便性を高めたサービスと言えます。

クルマは「買う」から「利用する」という時代に変化しているといえます。

            リース         サブスクリプション
長期契約でクルマを割安に借りられる短期から長期契約でクルマが「定額制」で利用できる
途中解約できない、解約する場合には違約金が発生するいつでも好きなときに解約できる
リース終了時のクルマの残価を差し引いたリース契約(残価設定)や初期費用や車検点検、保険、消耗部品代金もコミコミの契約もあるサブスク契約期間終了時のクルマの残価を差し引いた契約(残価設定)や初期費用や車検点検保険の費用もコミコミの契約もある

サブスクリプションが伸びてきたその背景

サブスクリプションが伸びてきたその背景には、

クルマが高額になってしまってこれまでの自動車ローンでは

支払いきれなくなってきたので、残価設定を利用することで

支払額を従来通りの金額に抑えられるような仕組みのニーズが増えました。

そこで登場したのが、残価設定によるサブスクリプションです。

3年、5年の利用後に現車を返してストレスなく

乗り換えることができる仕組みが登場したのです。

クルマが高額になってしまったので、

購入するときの方法が現金やカーローンからサブスクへと変化しています。

クルマは「購入から利用へ」が、

これからの日本の社会の潮流となることは間違いないでしょう。

これからは、今まで以上にサブスクリプションの利用が伸びてくるでしょう。

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